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鏡筒
レンズや鏡が入っている筒のこと。星の光を集めるまさに望遠鏡の心臓部であり、これを通して天体を見る。KUALAでは計10本の鏡筒を有しているが、それぞれ仕組みや構造が異なっており、性能や使い勝手も異なる。
FS-128
有効口径128mm、全長1mを超えるKUALA最大級の屈折望遠鏡。値段もさることながら性能もピカイチで、月や惑星の観望では大活躍である。レンズにはフローライトという素材が使用されており、解像度の高さはKUALAの望遠鏡の中でもダントツ。観望地では望遠鏡を覗き慣れた人をも唸らせる見え味を発揮してくれる。
FS-102
2020年に譲り受けた屈折望遠鏡。FS-128と非常によく似た望遠鏡で、構造は同じである。FS-128に迫る性能を持ちながらも一回り小さいので、比較的楽に扱うことができる。FS-128とFS-102の2本で観望用・撮影用として活躍していくことだろう。
Light-Bridge
有効口径がおよそ300mmという大口径のドブソニアン式望遠鏡。集光力がとてつもないので非常に暗い天体を見ることができ、主力望遠鏡のひとつとなっている。トラス構造を採用しているため口径の割に軽く、経緯台式なので、操作も比較的簡単である。使えば世界が広がること間違いなしの望遠鏡である。
C8
シュミットカセグレン式の望遠鏡で有効口径はおよそ200mmと、Light-Bridgeに次いで大きい。焦点距離は2000mm越えで、KUALAの望遠鏡の中でもダントツ。にもかかわらず、他の望遠鏡と比べ短くコンパクトで扱いやすいのが特徴である。
MT-130
性能と扱いやすさを兼ね備えた反射望遠鏡。有効口径は名前の通り130mm。反射望遠鏡の中では唯一赤道儀(後述)に載せて用いられる。2020年に新しいMT-130を譲り受け、現在活躍しているのは3代目MT-130となる。
FSQ-85ED
有効口径85mmの屈折望遠鏡。FS-128やFS-102と比べるとかなり小さいが、四枚ものレンズを組み合わせて作られた高級品。写真を撮った時に目立つにじみや収差を完璧に消してしまうため、天体撮影をする会員からは絶大な人気を誇っている。KUALAにおいて天体撮影には欠かせない望遠鏡である。
緑丸
世界に1つしかないKUALAだけの望遠鏡。元となっているのは、KUALAで長年使われてきた西村製作所の反射望遠鏡。さまざまなところに限界が来ていたため、2012年に現在の形に改造された。Light-Bridge同様ドブソニアン式をとっており、とても軽い。ほとんど手作りのようなものなので、使用の際には調整が大変であるが、長年愛されている望遠鏡である。
FC-50
BOXに眠っていた望遠鏡。後述の太陽望遠鏡を除けば有効口径は会内で最も小さく、かなり古い望遠鏡である。しかしながら、FS-128やFS-102と同様にフローライトが使用された望遠鏡で、その性能は申し分ない。非常に軽く持ち運びが簡単なため、太陽投影板を取り付けて太陽観測をしたり、カメラ三脚に載せてお手軽観望をしたり、まだまだ現役である。
SUPER BINO 100 CLT
連装砲という愛称で親しまれる双眼望遠鏡。かなり重く、普通の双眼鏡と違い三脚に載せないと使えないが、望遠鏡並みの性能を持つ上に、像が正立で視野が広く、初心者でも扱いやすい機材である。アンドロメダ銀河やプレアデス星団といった広がりのある天体を見る際に、重宝する機材である。
Hα太陽望遠鏡 P.S.T.
太陽を観測するための望遠鏡である。バンドパスフィルタを用いて太陽光のほとんどを遮断するため、太陽を観察しても失明の恐れがない。紅炎や黒点の観察などに使用される。夜間の観望会に使われることはなく、昼間に活躍する特殊な望遠鏡である。なお、有効口径は最も小さく、40mmである。
カメラ
KUALAでは様々な機材を新入生に優先的に使ってもらう形で様々な観望地で撮影活動を行っている。
Canon EOS 80D/Canon EOS kiss X9i/Canon EOS kiss X4/Canon EOS kiss X3
KUALAでは上記4台が共用のカメラとして使われている。これらのカメラを用いて会員が星景写真の撮影や直焦点撮影を行っている。また、レンズについても魚眼レンズとしてSAMYANG 8mm/F3.5、広角レンズとしてSAMYANG 14mm/F2.8、便利ズームレンズとしてCanon 55-250mm/F4-5.6 を所有しており、その他キットレンズもある。
赤道儀
赤道儀とは、鏡筒を載せて、見たい天体に方向を合わせるための機材である。
地球の自転に伴い、星は天の北極(北極星の近く)を中心に回転しているように見える。望遠鏡で高倍率で観測すると、あっという間に星が視界から逃げていってしまうので、その星を追いかけ快適に観測するのに必要である。KUALAは9台の赤道儀を有している。
EM-200
追尾精度がよく、重たい望遠鏡にも耐えうる赤道儀。FS-128と合わせて使われる。FS-128を載せられるのはEM-200だけなので、もはや専用といっても過言ではない。性能が良い分、その重量はKUALAの所有する機材の中でもダントツで、扱いにくいのが玉に瑕。シルバーのジュラルミンケースに入っている。
EM-2
C8やMT-130を載せるために使われる。モーターで動かすこともできるが、使い勝手の良さから、手動のネジで動かすことが多い。緑色のお手製ケースに入っている。
EM-10
2020年に譲り受けた赤道儀で、主にFS-102を載せて使われる。KUALAで最も新しい赤道儀であるため、見た目はダントツで綺麗であり、性能も申し分ない。茶色のケースに入っている。
EM-11
FSQ-85EDを載せて使われる。比較的新しい赤道儀で、追尾精度が高いため、FSQ-85EDと合わせて天体撮影用セットであるといっても過言ではない。黄色のお手製ケースに入っている。
EM-1
通称太郎、次郎。こちらもかなり古くガタが来ているため、最近ではあまり使われることはない。青色のお手製ケースに入っている。
EM-1S
通称花子。かなり古くガタが来ているため、最近ではあまり使われることはない。桃色のお手製ケースに入っている。
スカイメモ
カメラを乗せて追尾撮影を行うポータブル赤道儀。これも古いが作りがしっかりしており、今でもよく使用されている。朱色のお手製ケースに入っている。
APフォトガイダー
KUALAの中ではかなり新しい赤道儀。こちらもカメラを載せて使われるもので、KUALA内で一番使いやすい赤道儀と言えるかもしれない。橙色のお手製ケースに入っている。
プラネタリウム
KUALAでは、11月祭でプラネタリウムを上映する。プラネタリウムでは投影機やドーム、そして上映プログラムまで全てKUALAの会員がつくっている。そんなKUALAのプラネタリウム機材を紹介する。
エアドーム
各種投影機からの光を投影する半球状のスクリーン。直径約5メートル、定員約30名で、内側から空気を送り込んで膨らませるエアドーム式を採用している。
恒星投影機「タマ三郎」
2012年に導入された恒星投影機。穴のあいた半球から内部の光が漏れだし、約15,000 個もの恒星をドームに映し出す。2等星より明るい恒星は色のついた状態で投影され、一部の星雲や銀河も投影される。「本物の空を忠実に再現する」をモットーに1から手作りされたKUALAだけの投影機である。
補助投影機
恒星投影機だけでは投影できないものを補う投影機。惑星や天の川はもちろん、流星やオーロラを投影することもできる。朝焼け・夕焼けの再現も可能である。 ポインターや方角・天頂、自作のスライドなど、説明に役立つ投影機もある。
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